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小麦アレルギーでも食べられるお菓子・グルテンフリースイーツをご紹介!

つの食品健康課
読みもの_小麦アレルギーでも食べられるお菓子・グルテンフリースイーツをご紹介

小麦アレルギーでも食べられるお菓子・グルテンフリースイーツをご紹介!

はじめに

小麦アレルギーは、日本人が発症しやすい食物アレルギーのひとつです。小麦アレルギーによって、外食が難しい、家族や友人・知人と同じ料理やお菓子が食べられないなどのお悩みを抱えている方も多いと思います。今回は、小麦アレルギーについての概要と、小麦を含まないお菓子(グルテンフリースイーツ)をご紹介していきます。

小麦アレルギーとは

日本における食物アレルギーは、鶏卵・乳・小麦で3分の2近くを占め、小麦は3番目に多い重要なアレルゲンです。一般的に小麦をはじめ、食物アレルギーの多くは成長とともに耐性を獲得していくものですが、大人になっても自然寛解せずに特定の食物を食べられない方がいることは事実です。

全人口の1~2%(乳児に限定すると約10%)は、なんらかの食物アレルギーをもっていると言われ、アトピー性皮膚炎や湿疹をもつ乳幼児は食物アレルギーを発症しやすいと言われています。

円グラフ

食物アレルギーの原因食物の内訳
食物アレルギー診療ガイドライン2016 ダイジェスト版より n=2,916

成人してからアレルギーになることも

成人してからある日突然、小麦アレルギーが発症するケースもあります。成人の場合、すぐにアレルギーとはわからず急な体調不良だと思い込む人が多く、小麦が原因だとすぐには気づかないことも。突然アレルギーを発症する理由については解明されていませんが、遺伝によるケースや疲労による体調の変化などが引き金になるケースもあるようです。20歳以上の成人におけるアレルギーの新規発症の原因食物は小麦が最も多く、子どもの頃に小麦アレルギーになっていなかった場合でも注意が必要です。

新規発症の原因食物 ※年齢群ごとに5%以上を占めるものを上位第5位まで記載
食物アレルギー診療ガイドライン2016 ダイジェスト版より n=1,706

アレルギー症状について

小麦などの食物アレルギーの症状は広範囲にわたります。
じんましん、湿疹などの皮膚症状や、下痢や嘔吐などの消化器症状。くしゃみ、鼻水、口腔粘膜や咽頭のかゆみといった上気道症状、喘息や呼吸困難などの下気道症状が挙げられます。最重症の形としてアナフィラキシー反応(全身のショック症状)があります。

小麦アレルギーにおける注意点

家庭での注意点

加工食品の表示の確認

小麦が含まれる加工食品を誤って食べないように注意しましょう。食べる前には必ず食品の原材料表示を確認することが大切です。容器包装された加工食品で、一定量以上のアレルギー物質が原材料に含まれている場合は、食品表示法に則った表示をすることが定められています。
加工食品は似たような製品でもメーカーによって原材料が異なり、思いがけない原材料が使われている場合もあるので、しっかりと表示を確かめることが重要です。調味料や香辛料は、原材料表を見ただけでは含有食材がわからない製品も多く存在しているので注意しましょう。

アレルギー物質の表示について

特定原材料7品目(表示義務がある)
卵、乳、小麦、えび、かに、落花生、そば

特定原材料に準ずるもの21品目(表示が推奨されている)
アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン

調理を分ける

先に小麦アレルギーに対応した料理を作り、アレルギーを持っている方専用の器に入れてふたやラップをしておきましょう。本人専用の食器があれば、誤って盛り付けたり食べたりするリスクを軽減できます。

調理器具や食器はよく洗いましょう

使用後の調理器具や食器は、丁寧に洗って片付ける習慣をつけましょう。細かいところまで清掃・洗浄することによって、アレルゲンの混入を防ぎます。食器だけでなく、調理器具も分けておくのがオススメです。

外出時の注意点

小麦アレルギーであることをしっかり伝える

旅行や友人・知人宅などの外出先で食事やおやつを摂る時間は、日々の暮らしの中で大切な楽しみの一つ。しかし、小麦アレルギーのため、食物除去が必要なことを相手に伝え理解を深めてもらうことが大切です。食べられる食品を持参するのもよいでしょう。

外食時の注意

外食時に提供される包装されていない食品は、アレルギー物質に関する表示義務がありません。メニューに使用原材料が表示されている場合でも、お店の人にアレルゲンが含まれていないかを確認しましょう。

小麦アレルギーでも食べられるお菓子

ゼリーやプリン

グルテンフリーのゼリーやプリンは、小麦アレルギーでも食べられるものが多くあります。プリンは卵・乳・砂糖で作られている製品が多い一方で、抹茶味やチョコ味などのプリンは小麦を含む場合もあるため注意が必要です。

おはぎ・大福・だんご

日本の伝統スイーツである和菓子は、米粉や小豆などで作られるものが多いため、小麦粉不使用のものがたくさんあります。和菓子には麦芽糖がよく使用されていますが、日本で使われる麦芽糖の原料はトウモロコシ由来がほとんどです。ただし、和菓子の種類やメーカーによっては異なる原材料を使用している場合があるため購入前の確認は必要です。

小麦を使用していない、つの食品のグルテンフリースイーツをご紹介

つの食品が展開しているグルテンフリーブランド「come×come(コメトコメ)」は、国産こめ油と米粉で作った美味しくて体に優しい焼き菓子です。余計な添加物は使わず、国産こめ油(P&Bオイル)で食材の風味を引き出しているため、お米の自然な甘みを味わっていただけます。お米から作られた食材たちが出会うことで、小麦粉を使わなくても美味しいお菓子ができることをきっと実感いただけるはず。

ほろほろ手作りクッキー

さっくり軽い食感のあと、口の中でほろほろにほどけていきます。食感はもちろん、米粉のシンプルで柔らかな甘味も楽しめます。米粉のほろほろ食感と素朴な美味しさをご堪能いただけるレシピにこだわったため、一般的なクッキーよりもくずれやすいのが少しだけ難点。その分、他のクッキーでは味わえない絶妙な食感と風味を実現しています。
1袋4枚入り 270円(税込)

もっちりフィナンシェ

最初さっくり、あとからもちもち。食感はもちろん、米粉の素朴で柔らかな甘みも楽しめるよくばりな焼き菓子です。本来、フィナンシェはバターを使ってつくるものですが、お米本来の美味しさを最大限に生かしつつアーモンドの風味も楽しんでいただきたいと考え、バターをあえて使わずにこめ油で作りました。
1個 227円(税込)

ザクザクしっとりスコーン

スコーンは素朴さとシンプルさがいちばん大事なポイント。美味しさの基本は押さえつつ、食感の楽しさもプラスして今までにないスコーンになりました。外はザクザク、中はしっとり。こめ油×米粉だからできる2つの食感をお楽しみいただけます。甘さ控えめなので朝食にもオススメです。
プレーン1個 270円(税込)
チョコ 1個 324円(税込)

まとめ

市販のお菓子の多くは小麦が使われており、小麦アレルギーをお持ちの方は食べられるものを選ぶのも一苦労。そんな中、グルテンフリーのお菓子は年々増加しており、選択肢は増えてきたと言えるでしょう。原材料に注意しながら探していけば、お気に入りのお菓子をきっと見つけられるはず。ぜひおやつ選びの参考にしてみてください。