ビタミンEで美肌に!美容効果について
つの食品健康課ビタミンEで美肌に!美容効果について
はじめに
「抗酸化」「エイジングケアによい」「若々しさを保つ」などのイメージがあるビタミンE。ここではビタミンEの働きや効果とともに、美肌効果がアップする方法もご紹介していきます。
ビタミンEとは?
ビタミンEの構造
ビタミンEは水に溶けにくく、脂質に溶けやすい性質をもつ脂溶性のビタミンです。ところでビタミンEは1種類だけ、と思っていませんか?ビタミンEは大きく分けて4種のトコフェロール群と、4種のトコトリエノール群に分類されています。
その中のα-トコフェロールという成分は体内でもっとも多く、もっとも生理活性が強いと言われており、抗酸化作用により細胞の脂質を酸化から守る働きがあります。γ-、δ-トコフェロールは生体外での抗酸化力が高く、植物油が酸化防止剤を添加していないのは、これらのトコフェロールの作用によるものです。
トコトリエノールはトコフェロールの仲間でこめ油とパーム油に含まれており、トコフェロールと同様に高い抗酸化力をもつことがわかっています。
ビタミンEの効果
1.抗酸化作用
体内で活性酸素を除去したり、フリーラジカル※によるダメージから細胞を守る働きがあります。
※フリーラジカル:対をなしていない電子(不対電子)をもつ原子や分子のこと。生体内では過酸化脂質の生成・タンパク質の変性・DNAの損傷などの作用を引き起こすと言われています。
2.バリア機能
私たちの肌を外界からの刺激や紫外線などから保護してくれる皮脂膜を安定させるはたらきがあります。皮脂幕には適度な潤いを保つ肌本来の防御機能(バリア機能)があるため、乾燥肌の予防が期待できます。
3.血行促進作用
血行がよくなると細胞に新鮮な酵素や栄養素が届くことになるため、美肌や肩こり・疲れ目の改善が期待できます。
4.新陳代謝促進
皮膚の新陳代謝を高めることではターンオーバーを正常にし、メラニンの排出を促します。シミやそばかすが気になる方は摂りたい栄養素です。
ビタミンEの不足による影響
普段の食事では、ビタミンEを摂りすぎになる心配はほとんどありません。不足すると血行不良になる恐れがあるため、末梢神経障害や筋力低下などを引き起こす場合も。さらにシミやしわ、肌のくすみを招くなど、美容面でも悪影響を及ぼすことが考えられるため、紫外線の多い季節の肌トラブル予防として、日頃から意識してビタミンEを摂ることが大切です。
ハリやツヤのある若々しい肌を長く維持する重要なポイントとして、健康な肌の段階からビタミンEを摂ることです。食事やサプリメントで若いうちから意識的に摂ることをオススメします。
ビタミンEによる美肌・美容ケア
毎日スマホやパソコンなどで目を酷使していませんか?目を使いすぎると血行不良から目もとのシワやくすみ、クマなどが目立ちやすくなることも。目もとケアとして意識的にビタミンEを摂り入れることがオススメです。また、意外に口元も血行不良や代謝不足からくすみがちになるので、ビタミンE配合のスキンケア製品を使うなどをして積極的にケアしていきましょう。
ビタミンEと併用するとよい成分
美肌・美容のためにビタミンEとあわせて摂るとよいものをご紹介します。
ビタミンC
ビタミンEとともに抗酸化ビタミンと呼ばれるビタミンC。抗酸化物質の中では活性酸素を除去する能力が抜群に高く、細胞膜の酸化を外側から守るなど、細胞外での抗酸化に働きます。ビタミンEは抗酸化力を発揮すると酸化して壊れてしまいますが、ビタミンCは酸化したビタミンEを再活性化する働きがあります。
保湿成分
デリケートな目もとや口もとは、ビタミンEとともに保湿成分をプラスすることで、肌のバリア機能が守られます。プラセンタやヘパリン類似物質、セラミド、ヒアルロン酸などと組み合わせることによって、よりよいケアができるでしょう。
米ぬかスキンケア inahoで集中ケア
美容オイル
植物油の中でもビタミンEが豊富に含まれるコメ胚芽油がベース。肌のキメを整え、透明感とハリのある素肌へと導いてくれるだけでなく肌荒れ予防にも効果的です。ベタつき感がなくスッと肌になじむ、使い勝手のよい化粧用油です。
コンディショニングローション
天然由来の米ぬか成分が肌に負担をかけず、優しく浸透します。肌をうるおすだけではなく、皮脂量を調整して水分を保つという、肌本来の保湿機能を活性化します。肌のコンディションを整え、自活できる肌に導いてくれる頼もしいローションです。
モイスチャーフェイスクリーム
うるおい力と水分キープ力に優れた天然由来の米ぬか成分をたっぷり配合した、しっとり質感の高保湿クリームです。ローションで整えた肌のコンディションを保ち、つややかなうるおい肌が続きます。
オールインワンゲル
米ぬか抽出成分を配合した、低刺激で肌になじみやすく保湿感に優れたゲルです。米ぬかの整肌成分が肌に優しく角質のすみずみまで浸透。つややかでうるおいのある肌へ導きます。
まとめ
美容情報感度の高い人に注目されているビタミンE。アーモンドなどのナッツ類やレタス・胚芽米・こめ油をはじめとした植物油などに多く含まれている成分です。通常の食事だけで充分な量を摂ることはなかなか難しいため、サプリメントやスキンケア製品で補うことが、効率よく摂り入れるポイント。食事とスキンケアで日々の生活習慣を改善して、健康な肌を持続させましょう。善は急げ!