読みもの

米ぬかって何?栄養やチカラを解説

読みもの

米ぬかって何?栄養やチカラを解説

 

米ぬかって何?栄養やチカラを解説

はじめに

みなさん、米ぬかのことはどのくらいご存じですか?「なんとなく体によさそう」とわかっていても、含まれている栄養素や体の中でどんな働きがあるのかなど、わからないという方が多いのではないでしょうか。今回は米ぬかがもつ栄養素やチカラについてご紹介していきます。

米ぬかとは?

玄米を削って精米すると出る粉(糠層や胚芽)を米ぬかと呼びます。私たちの主食であるお米は収穫された時点では4層構造になっていて、籾殻(もみがら)を取り除くと玄米となり、玄米を精米し糠層と胚芽を除いたものが白米です。
玄米の10%程度が米ぬかになり、たとえば10kgの玄米を精米すると、採れる米ぬかは約1kgとなります。

米ぬかに含まれる栄養や利用法について

米ぬかの栄養

胚芽部分には、抗酸化作用をもつビタミンE、体の構成成分になったり体内機能を調節するミネラル類、体の有害物質の排出を促進するフィチン酸などの成分が含まれています。一方、表皮部分には整腸作用がある食物繊維などの成分が豊富。このように、お米の健康パワーの源とも言えるのが米ぬかの特徴です。

 

米ぬかの活用法

日本において米ぬかは、食物以外に生活用品としても利用されてきました。野菜を漬ける糠床として、食器用の洗剤や床掃除・床のワックス代わりに、布製の袋に入れ石鹸や入浴剤として使うなど、実にさまざまな用途で重宝されてきたのです。

米ぬかに含まれる栄養

米ぬかを摂るとどんな効果がある?

「胃腸系」の機能アップ:食物繊維の働きによる便通改善や整腸効果
「皮膚系」の機能アップ:保湿や肌荒れ改善、アレルギー軽減など
「血液系」の機能アップ:血液サラサラ効果や血糖値ケアなど

米ぬかに含まれる豊富な栄養には、これらの働きが期待できます。

玄米・白米・米ぬかの栄養成分について

米ぬかは非常に高い栄養価をもっていることがわかります。
(例:白米と比較してタンパク質が約2.2倍、ビタミンEが104倍、食物繊維が36.6倍)

玄米・精白米・米ぬかの栄養比較
※文部科学省 食品成分データベースより抜粋 可食部100gあたりの比較
※玄米・精白米とも水稲穀粒の値を記載
※ビタミンEはα-トコフェロールの値を記載

米ぬかの栄養成分

代表的な米ぬかの栄養成分をご紹介していきます。

ビタミンE

抗酸化作用により体内の脂質を酸化から守り、細胞の健康維持を助ける栄養素がビタミンE。主に以下のような働きがあります。

  • 血液の流れをスムーズにする血行促進作用
  • 血中の悪玉(LDL)コレステロールの酸化を抑制する作用
  • ホルモンバランスを整える作用
  • 抗酸化作用
  • 血管を健康に保ち、体内で発生する過酸化脂質の増加を抑える作用

イノシトール

母乳にも豊富に含まれていて、体に必要不可欠なビタミンB様物質です。体に摂り入れると中性脂肪の燃焼を促進するため、中性脂肪が作られにくくなるだけでなく、脂肪肝や動脈硬化などといった生活習慣病を防ぐ効果もあると言われています。

肌を潤す保湿効果に優れ、肌の細胞が新しく生まれ変わるターンオーバーを調節して、美しく保つ機能も持っています。

フィチン酸

肌が錆びる(酸化)原因となる余分なミネラルを体外へ排出する「キレート作用」があります。また、肌のターンオーバーに関わるバリア機能も改善し、さらなる保湿効果が期待できると言われています。

フェルラ酸

「お米のポリフェノール」と呼ばれ、強力な抗酸化作用で肌のダメージを防いでくれます。紫外線吸収作用があり、紫外線から皮膚を保護してくれる天然由来成分です。

まとめ

いかがでしたか?精米する過程で捨てられてしまうことが多い米ぬか。米ぬかは、白米はもちろん玄米よりも豊富な栄養素が含まれており、美容や健康にとてもよいことがおわかりいただけたかと思います。

米ぬかを摂る場合は、できるだけ新鮮なものを選ぶのがポイント。独特のニオイや粉っぽい食感があるため、苦手な方はサプリメントこめ油を摂るのもオススメ。美容目的なら米ぬか由来成分が配合された化粧品を選ぶのもよいでしょう。
ムリせず手軽に実践できる方法で米ぬか生活をはじめてみませんか?